イギリス プルーフセット 1971年 イギリスのエリザベス２世女王ペンス

イギリスプルーフセット1970年
イギリスのプルーフセット、1970年発行。
翌年の1971年にデシマル・デー（通貨補助単位を変更し、１ポンド＝100ペンスに十進化する日）を控えていたため、旧来の１ポンド＝20シリング＝240ペンスとしては最後のセットとなった。
ホルダーは透明ケース型。
セット内容は1/2ペニー、１ペニー、３ペンス、６ペンス、１シリングが２枚（12ペンス。それぞれイングランドとスコットランドの紋章）、１フローリン（＝２シリング＝24ペンス）、1/2クラウン（＝２シリング６ペンス＝30ペンス）の８枚。
デシマルに先駆け、５ペンス貨と10ペンス貨は1968年から、50ペンス貨は1969年から発行が開始されているが、このセットには入っていない。
ポンドの価値を下げないため、デシマル後は古いペニーの価値が5/12になったが、一部はデシマル後もしばらく流通していた。
６ペンス貨は2.5ペンスとして1980年まで、１シリング貨（＝12ペンス）は５ペンスとして1990年まで、１フローリン貨（＝24ペンス）は10ペンスとして1992年まで、それぞれ使用することができた。
逆にデシマル前から廃止されていたコインもあり、1/2ペニーと1/2クラウンは1969年に廃止されているため、あくまでも記念として発行されている。
残る１ペニーと３ペンスは、この1971年に廃止された。
表面の図柄は全て同じで、イギリスのエリザベス２世女王の初代の肖像。
1968年からは２代の肖像が用いられているが、このセットでは記念として初代の肖像を用いている。
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